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2015年1月 2日 (金)

中学入試も変わる・・・

子育て真っ最中の保護者の皆さん、こんにちは(こんばんは)。
要学院塾長です。


 早ければ2020年度、現小6が高3になるときから、大学入試は現状と比べて大きく変更がなされますね。
現状の入試システムは原則、センター試験プラス各大学の個別入試の合計点で合否が決定します。それが、学力評価テストプラス各大学の個別入試へと変わっていくわけです。


 ただ名前が変わるだけではなく、入試の中身の変更が目的ですから大きな変更となるわけですね。


「学力評価テスト」・・・マークシート方式に記述式を加える。英語は「読む」「書く」以外に「聞く」「話す」も評価し、英検やTOEFLの活用も検討する。


「各大学の個別入試」・・・「一般」「推薦」「AO 」の区分を廃止。人物を多面的に評価する入試へ。


また、これとは別に「高等学校基礎学力テスト」が2019年度から始まりそうです。高2高3が受験するもので主要6教科の基礎学力を判定します。


要学院塾長コメント

 これらの入試改革を最も短い言葉で言えば「ペーパーテストからの脱却」あるいは「知識偏重からの脱却」ですね。特に各大学の個別入試で予想されるのは「小論文・面接・集団討論・プレゼンテーション」の活用かもしれません。我が家でも息子がAO入試の準備に入りましたが、普通の受験勉強の方が楽ではないのか、というくらい準備に時間がかかっています。これに近いものが現小6が迎える大学入試では全員に要求されると思うと、想像しただけでこの変化の大きさを感じます。


 確かに「確定」はしていませんが、大学入試の流れが、海外の有名大学の入試システムのように変わるのは間違いないでしょう。


 このような流れを受けて、当然「中学入試」も変わっていくことが予想されます。というより変わりつつあると言えます。海陽の入試Ⅱの面接・東海国語の記述・名古屋では全ての教科で記述が増えます。つまり、知識偏重から自分の考えを述べる入試への変化と言えるかもしれません。この流れは今後も増え続けると思います。なぜなら大学入試システムがその流れにあるわけですから。


 もう一つ、中学入試において導入されそう(この地区では名古屋国際が導入済み)なのが「英語」です。もちろん選択とはなるでしょうが、小学校における英語の存在、大学入試における英語の取り扱いから考えると時間の問題でしょうね。


 これらから考えられるのは「中学受験塾」においても変化が求められると言うことでしょう。
ただ単に「知っている」から「知っていることを通じて自分を表現する」という訓練が中学受験塾にも求められそうです。要学院も時代に対応できるよう変化していきたいと思っています。


追伸
 今年のセンターは今月17日(土)と18日(日)。この時期を迎えると我が家の娘がセンターを受験したときの緊張感がよみがえってきます。私が受験したわけではないのですが大変緊張しました。特に自己採点、あれは本当に本当に緊張です。(高校の先生方、「おまえたち、自己採点はミスしてないだろうな」等という言葉は発しないでくださいね。受験生は人生をかけて自己採点していますし、自己採点のミスも入試ですから。)
今年受験する皆さん、頑張ってください!!


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