子育て真っ最中の保護者の皆さん、こんにちは(こんばんは)。
要学院塾長です。
要学院では今年も「要学院通信」を発行しています。今回は2月号を中心に連載でお知らせして参ります。
皆さんへ
こんにちは。
受験生の精神年齢を上げる方法についてお話いたします。
精神年齢の上昇に比例して学力年齢が上がってきます。つまり受験生は精神年齢を上げる必要があります。では精神年齢を上げるためにはどうしたらよいのでしょうか。受験勉強ではないようで実は受験勉強、テキストだけが受験勉強ではない、保護者の方しか出来ない「お子さまの精神年齢を上げる」方法。ご家庭で出来ますので是非実行してください。
最も手軽なのはニュースの解説だと思います。
毎日のようにニュースに出てくる安倍晋三、日本の総理大臣は安倍晋三で自由民主党に属していると言う事は受験生にとっては常識です。しかし、これを知らない受験生がいることも確かです。ついでに自由民主党以外の政党について教えておく必要があるかもしれません。先日学習した6年生の公民では、与党と野党と言う言葉が出てきました。普段から与党と野党と言う意味を教えておくと6年生になっても困らないと思います。
今日のNHKの番組で「新潟県津南町」「砥部焼」が出てきました。そのような場合、お母さんは「津南町ってどこか調べて」「砥部焼って何?」と言って、すぐにiPad等でお子さまに検索させてください。そして、お子さまが検索結果を読むのを聞いてあげてください。読めない漢字や意味のわかりにくい語句は説明してあげてください。一日一つの教養を身につければ、1年では365個の教養が身につきます。
テレビを見る場合でもできるだけ役に立つ番組を意図的に見ましょう。
私は、先日、テレビで「清洲会議」を見ました。三谷幸喜監督の映画ですからもっとお腹を抱えて笑う映画かとも思いましたが、笑いは少し抑えられていました。そのかわり俳優の顔とともに、本能寺の変から木下藤吉郎が筆頭になるまでの流れが具体的に理解できました。受験用テキストにも当然触れられていますが、1つの単元の中の1ページにも満たない内容です。その歴史がこの映画を見ることで非常に鮮明に印象に残りました。小学生が見るにはあまり面白くないかもしれませんが、保護者の方が見た後、受験生にしっかりとこの時期の歴史を説明してあげるとよいでしょう。
映画「清洲会議」は、wikipediaでは以下の部分になります。
(1582年「苺のパンツと覚える」6月2日、織田信長が本能寺の変で死去した後)
「6月27日、清洲城において信長の後継者と遺領の分割を決めるための会議が開かれた。織田家筆頭家老の柴田勝家は信長の三男・織田信孝(神戸信孝)を推したが、明智光秀討伐による戦功があった秀吉は、信長の嫡男・織田信忠の長男・三法師を推した。勝家はこれに反対したが、池田恒興や丹羽長秀らが秀吉を支持し、さらに秀吉が幼少の三法師を信孝が後見人とすべきであるという妥協案を提示したため、勝家も秀吉の意見に従わざるを得なくなり、三法師が信長の後継者となった。」
苺のパンツの年(1582年)の出来事には、本能寺の変と太閤検地があります。正しくは、秀吉はこのときは太閤ではありませんでしたが、学術上は1591年以前の検地も含めて太閤検地呼ばれています。
(また、柴田勝家・丹羽長秀から一文字を取って「羽柴(藤吉郎)」を名乗ったかもしれないことも是非付け加えて説明してあげてください。但しこの点の資料的根拠はありません。)
今、私はテレビで録画した「永遠の0」を見ています。戦争の話と言うものも今の小学生にとっては全く縁のない話ですので、保護者の方が噛み砕いてお話をしてあげると良いでしょう。
大人の話と思われる話題を小学生にしてあげる。
これが小学生の精神年齢を上げる1つの方法です。
もう一つはやはり読書でしょう。歴史物、科学物、伝記物等々何でも良いと思います。興味のあることを見つけて本を読んでほしいと思います。
それらが、受験生の教養として結果としては入試に役立つことがあるかもしれません。塾のない日は(図書館で借りてきた)本も読ませてください(当然、塾の復習もしてくださいね!)。
バラエティー等のテレビや単なるゲームは精神年齢を下げますので厳禁でしょう。(2/16)