子育て真っ最中の保護者の皆さん、こんにちは(こんばんは)。
要学院塾長です。
VAP選考(この入試以外にも、もちろん今までと同様の入試スタイルがあります)の話が中心であった聖霊中学・高等学校の塾対象説明会に参加して感じたことを書きますね。その前に、要学院塾長のスタンスをはっきりとさせます。
仕事では、お預かりする受験生と保護者が持つ「私立中学校の志望動機」は問いません。どんな理由でも私立中学受験のお手伝いをしますし、要学院塾長の中学受験に対する考えを強要することはありません。しかし、個人的、つまり我が家の子供たちが私立中学を志望した理由は「大学」です。6年後に東大と早慶上智ICU(それ以外はない)に合格できる可能性のある学校を主眼に考えました。それを前提にして、昨日の竹内先生のお話の感想を述べていきたいと思います。
聖霊中学・高等学校が一部の方に理解され始めています。どのような理解かというと「首都圏難関私立大学に合格できる指導体制がある」という点ですよね。その点で私好みです。つまり早慶上智ICUを中心とした大学に行かせたいという思いを持った保護者の方の一部に、「聖霊いいかも」と思われているわけです。
失礼を承知で言えば、中学入学時、流行りのビリギャルよりもっと偏差値が低かったかもしれない生徒が、慶應・早稲田・上智等々に入学していくことを知ってしまった保護者の方々がいると言うことです。
2003年より大学入試に力を入れ始めた聖霊は、近年では、高校3年生時点での成績で、1位から130位程度の順位の幅で南山大学へ推薦で合格していき、もちろん、南山以外の地元私立大学へはもっと成績下位の生徒でも推薦合格していっています。
ポイントは「推薦」(公募推薦・自己推薦・AO)です。一般入試ではありません。推薦入試で、難関私大を中心に合格していく戦略なのです。そのために、小論や面接指導を充実させています。
私の子供たちの経験から言えば、学力さえあれば、推薦より一般受験の方が楽です。例えば「慶應義塾大学環境情報学部」のAOを受験する場合、準備するものはどれだけあるかご存じですか。その準備より一般受験の準備の方が楽であると個人的には感じています。
しかし、聖霊は準備の大変な「推薦」で合格させていっています。理由は一つです。学力を上げるより推薦の準備をさせる方が聖霊の生徒にはふさわしいという判断とその指導体制があるということです。
難関私立大学の推薦やAOは本当に指導者次第だと思います。例えば、金城学院高校から定期的に慶應文学部自主推薦の合格者が出ていますが、その裏には「その面で力のある先生の存在」を感じざるを得ません。
我が家の娘(春日丘啓明コース17回生)の経験では、娘の中1の時の上位10名が、高3でもほぼ上位10名でした。それに対し聖霊の竹内先生は、難関私大の合格者は入学時の成績がよい子ばかりではなかったとおっしゃいます。つまり中1の時の成績と合格する大学に相関関係はないとおっしゃいます。この話を私は不思議な気持ちで聞いていました。
一晩考えてわかったことは、聖霊の生徒が推薦やAOで難関私大に合格するのに対し、春日丘は一般入試で合格するからなのではないのか、ということです。
竹内先生は高3から勝負とおっしゃっていました。推薦やAOは高3から勝負なんだとおもいます。東海等の学校においては、大学入試(もちろん一般入試)は部活が終了する高3夏から勝負ですよね。それと同じなんですね。
とにかく、推薦やAOで難関私大に合格させる戦略が奏功している聖霊中学・高等学校。それをベースにVAP選考が生み出されたのではないかと感じますが、続きは後日に・・・。

