意識した受験勉強を心掛けよう
今週の要学院は「月例カリテ」を行っています。
小学5年生のテスト範囲は「速さ」です。月例カリテの問題を作成するときに私が意識することは「入試問題からも出題する」と言うことなんです。
この単元の一般的な学習内容は「木の下のハイジ」を使った「基本問題」、「旅人算」「グラフから読み取る問題」「つるかめや差集めと絡んだ問題」「通過算」「流水算」となります。
これらの単元から出題されている「入試問題」は2015年度だけを見ても、南女・滝・愛知・金城・椙山・春日丘があります。
速さの単元で、気をつける問題の一つに「往復の平均速度」がありますね。
私が生徒諸君に、耳にたこができるくらい注意したのは、「行きの速度と帰りの速度を足して2で割ってはいけない」ということです。この点は意識して記憶してください。
2015愛知中学校の問題から
「自転車で行きは時速25キロメートル、帰りは時速15キロメートルで往復したときの平均の速さは時速何キロメートルですか。」
これを「(25+15)÷2」とやっては絶対にいけません。速さの場合の速度は、平均だろうが何だろうが、公式に当てはめて「距離÷時間」で求めます。この問題では距離が出ていませんので困る受験生もいます。書いていないときには自分の好きな数字を当てはめるわがままさが必要ですね。この問題では25と15の最小公倍数の75を距離とするといいですね。
というわけで、75÷25=3時間、75÷15=5時間、75×2÷(3+5)=18.75キロメートル毎時が答えです。
(金城の過去の入試問題では40と60・4と6の場合の平均速度が問われています。)
月例カリテに出題した入試問題をもう一問紹介します。
南山女子部2015年です。
「縮尺5000000分の1の地図上で、中部国際空港と那覇空港の距離は26センチメートルです。ある飛行機の速さは分速10キロメートルです。この飛行機で中部国際空港から那覇空港まで行くのに、何時間何分かかるでしょうか?」
実際に飛行機で行ったことがある人ならだいたいの時間はわかりますよね。
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