非認知能力・・・要学院通信より
要学院通信<12/2号>より
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最近、「非認知能力」が重要であるという考え方を良く耳にします。
「認知能力」が得点や偏差値等で測れる能力であるのに対し、「非認知能力」は数値化できにくい能力で、「忍耐力」「自制心」「目標への情熱」「思いやり」「敬意」などがそれに該当します。
具体的には、以下のように理解できます。
算数で問題を解く場合、教えられた内容を理解したり、公式を暗記したする「認知能力」が必要です。内容が簡単な場合は認知能力だけで十分理解できますが、内容が難しくなるとそれだけでは不十分で、理解できるまで根気強く勉強を続ける必要があります。そのときに必要なのが「非認知能力」である「目標への情熱・忍耐力・(遊びを我慢する)自制心」等々です。
学年が上がって努力や工夫が求められるようになるにつれて、非認知能力の支えがなければ主体的に学び続けることができず、伸び悩んでしまう可能性は高まるでしょう。
もちろん、非認知能力は学力だけに結び付くわけではありません。生涯にわたって自分を成長させたり、豊かな人間関係を構築したり、人生のあらゆる営みの支えとなります。また、この能力が生涯賃金を高めるということを言う人もいます。
このような非認知能力は、幼少時に訓練することで身につくといわれていますが、中学高校時の部活での経験こそ最もこの能力が身につくという人もいます。
部活動を通じて子どもたちが身につけることは、試合へ向けてのたゆまない練習・試合に勝つという情熱・自分勝手なことはできない自制心・理不尽と感じることも行う忍耐力・敗者への思いやり・先輩や監督を敬う気持ち、等々。これらは全て「非認知能力」に当てはまります
「目標への情熱・自制心・あきらめない力・忍耐力」を育てるためには部活動に参加しなければいけないといっても過言ではありませんね。
皆さんも、中学生になったら、6年間打ち込める部活動を見つけてくださいね。
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