NIS(名古屋インターナショナルスクール)

2012年6月21日 (木)

バートン先生を偲ぶ会・・・多くの方が集まりました。

先日、NISで行われたバートン先生を偲ぶ会には、多くの卒業生やその保護者の方が出席されました。ホーチミンからバートン夫人もおいでになっていました。

バートン夫人は妻の顔を見るなり、我が家の娘の名前と息子の名前を言いながら元気にしているかどうか聞いてくれたそうで、妻も感心していました。バートン夫妻はベトナムに行っても、NISの子供たちの写真を自宅に飾ってくれていたことを聞いて、すごい人たちだと再確認することになりました。

バートン夫人との話の中でシャッカー先生の話題が出ました。シャッカー先生は、NISの元教師で、我が家の息子も受け持ってもらい、今はニューヨークに住んでいらっしゃる素晴らしい先生です。そのシャッカー先生の話題が出たので、妻は帰宅後すぐにニューヨークの先生のところにメールを送っていました。送って数時間後には返信が届いていました。娘に、シャッカー先生のところに遊びに行くように話していた時期もあったのですが、まだ実現していません。大学にいる間に会いに行って欲しいものです。

下はシャッカー先生と息子とクラスメイトの写真で、2005年のハロウィンパレードのものです。


2005nis


2012年6月13日 (水)

NIS 45TH COMMENCEMENT・・・春日丘高校と同じだね。

NISの第45回卒業式に、娘と妻が出席してきました。今年の卒業生は17名で、15年前、娘と同じ3歳児のRED CLASSから一緒に過ごした仲間もたくさんいます。

今年の生徒の進路は、全員の把握はまだですが、名古屋大学3名合格で1名進学・ICUに2名合格・他は海外の大学と聞いています。素晴らしいですね。

NISは、WASKおよびIBの認定校なので、昔と違い、卒業生には日本の大学入学資格が与えられます。特にIB(国際バカロレア資格)は愛知県ではNISだけですね。

そんな話しはともかく、久しぶりに会った同級生達から「慶応おめでとう!!」と先に言われてしまい驚くとともに、とにかく感動的な素晴らしい卒業式で出席できてよかったと娘も言っておりました。

Nis


Nis2012


2012年6月 7日 (木)

NISの低い評価は・・・単なる無知?

小学生であっても、英語力や学力が基準以下であれば容赦なく留年させるNIS。それはつまりは、NISで努力する生徒達は国籍に関係なく英語力でも学力でも一定の基準(ここで学ぶ小学4年生が米国へ行っても小学4年生のクラスでやっていける)以上にあるわけです。

仕事柄、ある程度の努力さえさせれば、南女・東海・滝以外の学校には合格できることが分かっていましたので、我が家の娘は中学からは私立中学校へ通い、そこから東大を目指すという方針に切り替えました。

多少の不安は、小学6年生で英語漬けの環境から抜け出した場合に、英語力が維持できるかどうかという問題でした。小学校3年生程度で英語漬けをやめてしまうと、物の見事に英語力が低下してしまう話しはよく聞いていましたから。結論から言えば、小6まで英語漬けを続ければ全く問題なく、英語力をキープできました。但し、中学1年生から3年間は、イーオンに週1回通わせました。もちろん最高レベルのクラスになり、クラスメイトは大人ばかりです。ですから、バカなことを言っても(英語力はあってもまだまだ中学生だということで)許してもらえたことがたくさんあったと思います。(慶応大学の英語の授業がこのイーオンのときのようだという感想を娘から聞いています。)

「NISに行っていました」だけでは、「NIS?? 何それ???」と世間に通じないところが大なので、5th Gradeの時、英検準1級を受検させましたが、余裕で合格できました。同時期に受験したTOEICは840点強であったと思います。しかし何よりの強みは、今すぐ英語圏に行っても会話に不自由することなく生活できるという点であったわけです。

このように努力したにも関わらず、一部の私立中学での評価は芳しくありません。受験させてもらえない学校もありましたし、朝鮮学校の生徒も受験させたからアメリカンスクールも大丈夫だよというお返事を頂いたりもしました。受験できるのはうれしいのですが、「英検準1級とTOEIC840点を超える英語力を持った子どもが朝鮮学校出身者と同じ扱いかぁ・・・。時間的にも金銭的にもかなりの投資を行っているんだけれどナァ・・」というのが親としての率直な感想です。

高校生になってからは、取り立てて英語の勉強はしていなかったのですが、高校2年生の時に、英検1級取得とTOEICは965点を獲得しました。この英語力で受験したセンター試験は筆記が200点(満点)、リスニングが48点(1問ミス)という結果です。中1から高3まで受験してきた模試で、リスニングをミスしたことはなく、これが初のミスだったのですが、高校の先生からは「すごいね!!」と褒められたと娘は嘆いていました。
また東大の二次試験英語は97点(120点満点ですから80.8%です)でした。1日目の数学を失敗したので、英語で挽回しようとしすぎたのでしょうか、英文和訳を解答用紙に書いている途中で終了時間が来てしまったらしいのです。試験前に、1日目の失敗を2日目の英語で取りかえそうとしないように注意しておいたのですが・・・。慶応法学部の英語は自己採点で180点程度(200点満点。合格最低点は今年度243点で英語の受験者平均点は98.2点)と言ってました。このような話しを高校の先生にしてあげたかったのですが、聞かれもしませんでしたし、申告する制度もないのでしていませんが、後輩諸君のためにはもったいないことだと思います。

NIS出身の生徒であれば、だれもが我が家の娘程度の英語力を持っていますので、日本の大学を受験しても、早慶の合格はたやすいのではないでしょうか?さすがに国立になると一般入試では科目数の多さで敷居が高くなりますが・・・。

娘は残念ながら東大には失敗しましたが、慶応は(大きな声ではいえませんが、センターが終わってから初めて慶応の過去問を解きました)合格することができました。慶応の合格はNISで培った英語力であったと家族全員が思っています。

近い将来、国立大学入試においてもTOEFLやTOEICが加味されるとの発表が文部科学省よりあったようですが、日本の大学入試制度において、英語力のあるなしが合否を決める重要要素であることは、娘の受験を通じてますます実感しました。

2012年6月 6日 (水)

Invitationが届きました。・・・NIS

NIS(Nagoya International School)の同級生たちから娘に、卒業式の招待状が届きました。
娘が3歳から12歳まで通った名古屋インターナショナル。
その同級生たちの高校卒業式に招待された娘は、式に出席するためにこちらへ帰ってきます。

NISは3歳児から高校卒業までの一貫教育校で、卒業生の大半は海外の大学へ進学します。

3歳児のクラスに年度当初から入学希望する場合以外は、年齢相応の英語力を持つ生徒しか入学できません。両親が日本人で、日本国内で生活している場合は、3歳児のクラスに最初から入れてしまわない限り、入学できません。我が家の場合は娘が2歳の時から入学面接対策を行いました。その時通った英語塾での同級生の方と9年後の中学入試の会場でお会いしたり、まるでドルトンスクール(幼児クラス)での同級生が数年後に東海中学の入試会場でバッタリ会うのと同じような経験をしました。

「ここに入れたら英語力が身に付く」等と言う甘い考えではこの学校は長続きしません。授業も英語、学校内の公用語も英語、親と教師の会話も含め全てが英語です。先日亡くなったバートン先生も、日本での滞在が長かったので、日本語も話せたはずですが、日本語を話している場面は一切目にしたことはありません。学力的な問題や英語力の問題で進級できないことも日常的で、珍しいことではありません。宿題も非常に多く、夜中まで家庭学習することもよくあります。我が家の子どもたちのように、私立中学受験も視野に入れている場合は、NISの勉強に追加して、日本の学校の勉強(受験勉強)が必要で、普通の日本の小学生の2倍以上は努力させました。


卒業生は海外の大学へ進学する生徒が大半です、と書きましたが、近年は日本の大学への進学者も増えてきているようです。私立では上智や早稲田の国際教養学部です。グローバル30に参加する国立大学もあり、英語力の重要性を理解する大学での門戸は一時期と比べたら広がりつつあります。

勉強の大変さだけでなく、教育投資すべき費用も大変です。最近では、娘の在籍していた頃よりも都会的な費用に変化しています。入学時一時金として60万円強・年間授業料として140万円強から200万円弱となっています。私立のM小学校の入学金は20万円、年間授業料等は100万円弱ですね。海陽学園は入学金40万円、年間授業料120万円弱と寮費と食費で年間160万円弱の合計280万円弱となります。

もちろん公立小学校や公立中学校にいけば、これらの費用は税金で賄われるので必要ありませんが、インターナショナルスクールや私立の学校には、教育投資をする価値があると判断する保護者も少なからずいるわけです。このような世界を知らない人には理解できないかもしれませんね。

英語と日本語の勉強が必要であるための時間的投資と金銭的投資、これらを乗り越えて3歳からの15年間を頑張った生徒達がいよいよ卒業です。娘は途中で進路を変えましたが、子どもたち同士、これから先も長いお付合いがあるものと思っています。

2012年2月16日 (木)

決断力-その3

我が家の長女の場合は、5回の決断の時期がありました。
1回目は3歳の時。NIS(Nagoya International School)に入学させるときです。両親が日本人である場合、ここに入学できるチャンスは3歳の時点の1回のみ。入学試験は親子面接。もちろん英語で行われます。我が家の方針で、3歳から語学と音楽をやらせたいと思っていましたので、3歳での決断は、無理を感じないレベルのものでした。しかし、英語での面接があるため、2歳から英語を意識した育て方をはじめて、その対策を行いました。(その4年後に長男がここを受験したときの面接は鮮明な記憶があるのですが、長女の面接は私の記憶からは薄れています。)NISでやっていけるかどうか非常に不安な部分もあったのですが、幸いなことに合格できたので、英語の生活がスタートしました。英語力が着実に身に付いた、ここでやっていけるという確信を得たのは、NISでの1年が過ぎてハワイの幼稚園のサマースクールで過ごした4週間の体験でした。NISの多くの子供たちは、1年目(レッドクラスといいます)が終了した時期の夏休みに海外のサマースクールに参加します。4歳の娘はハワイの幼稚園のサマースクールで現地の子供たちより上手に英語でコミュニケーションがとれていましたので、これなら大丈夫であると確信し、今後もNISへ通わせようと決断しました。

その娘も昨日と本日は東京でK大学の入学試験を受けています。付き添っていった妻は、娘が試験を受けている間にT大学の下見です。試験会場の教室まで下見することができ、机にがたつきがないか座ってみたり、トイレも実際に使用したりして、隅々まで確認してきたとメールが来ました。合計2回、受験のために東京に行きますが、この日程でホテルを予約したのは昨年の4月であったと思います。特に2月25日と26日は国立入試のため、早い時期からロケーションのいいホテルは埋まっていきます。後輩の皆さん、予約はお早めに。